10.聖の青春:大崎善生
この本は将棋のプロ棋士であった村山聖(むらやまさとし)さんの人生が書かれたノンフィクション(実話)のお話です。
彼は、幼少期に重い腎臓病を発症し、その腎臓病を抱えながらも、天才プロ棋士として活躍していました。
プロ棋士の中でも超一流のA級に在籍していた実力を持ち、羽生善治棋士とも互角の戦績を残した、伝説のプロ棋士。
そんな彼が、病と闘いながらも懸命に前を向く姿、そしてそれを支える師匠との関係は涙無しには読めません。
この本はノンフィクションなので、将棋ファンならよく知っている現在もトップレベルの実力を持っている棋士の名前も出てきますので、それもまたこの本の親しみやすいところです。
将棋ファンは必読の一冊。将棋を知らない方もこの一冊を読んでいただければ、少しでも将棋の世界を理解していただけると思います。