12.さまよう刃:東野圭吾
あなたは身内が犯罪被害者になったとき加害者を許せますか?
日々、ネットや新聞、テレビなどで犯罪のニュースが報道されています。
他人事ということもあり、『まあ酷いわね』ぐらいで、翌日にはそんな事件があったなんて忘れていることがあるでしょう。
ただ、被害者は一生忘れられない深い心の傷となることがあるのです。
そして、被害者だけでなく被害者家族も同じように心の傷を負うのです。
この本は、父親が自宅で一人娘の帰りを待っていましたが、その一人娘が性犯罪に遭い、さらには殺害されてしまい、帰ってこなかった。そして、父親が犯人に復讐しにいくというお話です。
『さまよう刃(やいば)』というタイトルは素晴らしいタイトルだと思います。
色々考えさせられる涙無しでは読めない一冊です。